体調がすぐれない時、薬を飲んだり、病院に行ったりしますよね。
その時、「病気」や「これといった原因」がない場合がありませんか?
身体や心は不調を感じているのに、病気ではない・・
これっていったい、なんなんでしょう?
東洋医学では、この状態を「未病(みびょう)」と表現しています。
まだ病気ではないけれども、このまま放っておくと調子がもっと悪くなるよ、という状態です。
わたしたちの身体には、悪いところを治す力がちゃんと備わっています。
しかし、疲れやストレス、生活習慣、食生活の乱れなどで、その力が弱まってしまうと
翌日に疲れが残ったり、あらゆる不調が出てくるのです。特に最近多くなってきている自律神経の乱れによる不調はこういったことが重なって出てきていることもとても多いのです。
鍼灸は、あなたの身体が「正常に、健康に」毎日を過ごすお手伝いをすることができます。
これは当院での自律神経系の不調の症状の方のお悩みの例です。
これも、病院に行くとよくわからないから異常なしといわれる症状。つまり『未病』になります。
自律神経は交感神経、副交感神経の二つを脳が調整して、体全身の調整を行っています。例として交感神経は戦っているとき、副交感神経はリラックスしているときに活発になります。これがどっちが大きくてもいけないし、少なくてもいけない、人間の身体は絶妙な感じを維持しながら日々生活してるのです。
東洋医学でいうと陰陽の関係、『中庸』な状態が体にとっていいとされています。これが乱れていることが病気につながってきます。
鍼灸で血流をよくして、体質改善をし自律神経を良くしていくことはあなたが本来持つ自然治癒力を引き出していくことにつながっていきます。
ですので鍼灸は、薬に頼らずに不調を良くしていくことにつながっていきます。
たとえば、あなたに頭痛があるとします。このとき、あなたの望みはどういったことでしょう?
「とりあえず今この頭痛がなくなればいい」でしょうか。
それとも「頭痛が起こる頻度を減らして毎日を楽しく過ごしたい」でしょうか。
今出ている症状を止めるには、病院で処方される薬が最も適しています。西洋医学は、重大な病気かどうかを検査したり、不調の原因をつきとめる力に優れていますので、病気が見つかれば適切な標準治療を受けることが大切です。
しかし本来は、病気になってから病院を受診するのではなく、病気になる前の身体の不調のサインに気づくことがとても大切なのです。
身体の調子が悪くなると、必ずなんらかの症状として現れます。そこを無視したり、ただ痛み止めの薬を飲むだけで耐えていると、ある日突然ガタっと調子をくずしてしまいます。
長崎はりきゅう接骨院では、その「身体の不調のサイン」の読み取り方を患者様にわかりやすくお伝えしています。自分の身体を健康に保つには、ご自身の身体についての意識改革が欠かせません。
あなたの身体を治すのは誰でしょうか?
実は、わたしたち鍼灸師はあなたを治せません。
あなたの身体を治すのは、あなた自身の「自然治癒力」にかかっています。
自然治癒力とは、何もしなくても、体が悪いところを修復して、疲れた体を元気にもどそうとする仕組みのこと。 本来、誰にでも備わっているはずのこの力は、加齢・疲労・ストレス・食生活の乱れ・運動不足などでかんたんに弱ってしまうのです。
わたしたち鍼灸師ができることは、あなたの身体はなぜ不調に陥っているのか?を判断してそれをあなたにお伝えすることです。そしてそのうえで、その不調を根本から解決できるように、あなたの身体を整えて、自然治癒力を高めていきます。
そして、あなたにしてほしいことは、なるべくその状態を維持できるように、自分でも自分の健康に意識を向けていただくことです。調子が悪いな、と思ったら無理をせずに休んだり、暴飲暴食を避けたり、あなたが自分で自分を大事に考えてほしいのです。
あなたの現在の不調は、今までのあなたの習慣や環境によってつくられたもの。
一緒に、それらを少しずつ変えていって、元気で楽しい毎日を送れるようになりましょう!
鍼灸治療を受けられる方の大半は、慢性的なお悩みをお持ちです。
その症状の経過は、数ヵ月から、長くて10年以上続いているものも少なくありません。
そのような症状を改善させるには、やはり1回の治療では限界があります。
1度ですべての症状を改善させるのは難しいですが、治療を継続すれば
必ず体質が変わり、根本から症状の改善が見込めます。
鍼灸治療を受けよう!と決めたら、まずは3回、必ず通院するようにしてください。
ぎっくり腰や寝違えなどの急性症状であれば、1回でも十分に効果があります。